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<美優マネージャー 山中>
仕事は順調!
私が美優のマネージャーになってから、どんどん仕事が入っている。
当然休みも無い。
充実した毎日。
でも・・・
美優を見ていると、なんだか最近元気がない。
仕事中はいつも通りだけど、いつも通りなだけなんだ。
諒汰君と組んで仕事をしていた頃の雰囲気が無い。
それでも仕事は入る。
だからそれでOK!
と思っていたけれど、そろそろ休みないと美優疲れてるなぁ。
今日なんていつもよりも下を向いている時間が長い。
そんな昼休憩時
「山中さん・・・」
「なに?」
思い詰めたような美優が立っていた・・・
「どした?」
「あの・・・話があるんですけど・・・」
「なに?明日の差し入れの話?」
「違います!」
イラッとしたような美優に、思わず息を呑む・・・
「じゃあなに?今話せること?」
「あの・・・私・・・・」
そう言って黙ってしまった美優を見て、嫌な予感がした。
すごく思い詰めた様な顔をしていたから・・・
「美優。帰りに聞くよ。だからまずは今、この後の仕事やりきってきて!」
そう言って仕事に向かわせた。
帰りにちゃんと聞かなきゃ。
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