- 目覚めてくれよ・・・ -

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翌日 時間を作ってもらえた俺は、病院へ向かった。 西山さんは、車で待っていてくれるそうだ。 マスコミにはまだバレてはいないらしい。 でも時間の問題だよなきっと・・・ 美優の病室・・・ 「トントン」 返事は・・・ない。 そっとドアを開けた。 日差しの入る明るい部屋のなかに美優は居た。 目を閉じたまま・・・ 「美優?」 呼んでも返事は・・・ない・・・ 俺はベッドの横にあったイスに座った。 両手で美優の左手を包んだ。 そのとたん 涙があふれてきてどうしようもなかった。 こんなになるまで・・・ ごめん美優。 なにもわかってあげられなくて・・・ゴメン。 気付かなくて・・・ごめん。 このまま美優が目覚めなかったら・・・ 俺・・・俺・・・ 「美優・・・起きてくれよ・・・」 そう言って、手の甲をさすった。 でも美優にはなにも反応がなくて・・・ その時・・・ ドアが開いて・・・ そこには・・・社長がいた。
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