- 目覚めてくれよ・・・ -

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--------------- もしかしたらもう目覚めないんじゃないか? と思ったりしてしまう。 明かりの消えた部屋に帰る。 すごく寂しかった。 そういえばここ何ヶ月も、明かりはついていた。 玄関を開ければ笑顔の美優が居て・・・ なのに俺は・・・ そのありがたさに今頃気付くなんて。 一緒に住み始めた頃、嬉しすぎて毎日玄関でキスしてたよな。 なのに・・・ 俺のせいだ・・・ 勢いで開けた缶ビールさえ、喉を通らない。 俺はなにを見ていた? 何も見えなくなっていた…んだ こんな仕事さえしていなければこんなことには…… って違うよな。 俺を変えてくれたのはあいつで… 絶対幸せにするって思ってたのに、忙しさに負けたのは俺。 わかってる。 わかってるけど、美優がいない現実がこんなにも辛いなんて……… 俺は最悪な奴だ。
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