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決定とクラス委員長が黒板に僕だちの名前を書いてくれた。
それにしても……重い。
退いてほしいなんて言えないよ。
「ねぇ~、いつまでうるるんに触ってるの~?」
見かねたりょーが助け船を出してくれた。
「うはっwww嫉妬キターwww」
ん? 凄く小さな声だったけど何か聞こえた。
なんだろうと思って振り向いたらけど、僕の肩に乗ってた人は普通に笑ってる。
幻聴かな?
「あっ! 御堂君、僕たちの名前分かる?」
クラス委員長が親切に聞いてくれた。
分からなかったから、本当に有り難いよ。
流石クラス委員長!
僕が首を振ると4人が自己紹介をしてくれた。
「僕はクラス委員長の三島利久(ミシマリク)。クラスで困ったことあったら何でも言ってね」
僕みたいな人にも優しくしてくれる。
絶対にイイ人だよね。
「僕は田中悠太(タナカユウタ)。よろしくね」
高くも低くもない声。話し方も普通で訛りのない感じ。
声だけでは認識出来ないと目だけで顔を確認してみる。
平凡な感じだけど、笑うと笑窪が出来て八重歯が見えた。
「俺はー工藤成政(クドウナルマサ)だよー。二人とは小等部からの付き合いなんだー」
りょーと喋り方が似てる人は3人の関係も教えてくれた。
「イケメンだけど、腐ってるから気を付けてね」
「本当に残念なイケメンだよね」
腐ってる?
工藤君って……実はゾンビとか?
委員長と田中君が付け加えたことが理解出来なくて首を傾げた。
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