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「んー……、ごめんねぇ~。もぅ人数揃っちゃった~」
断ってくれた。
僕を選んでくれた。
その事実に泣きそうになる。
「そんな事言わないで下さいよ! 僕、アッチ行ったらナニされるか……」
後半、弱々しくなった声が気になった。チラリと顔を上げ彼が指差してる方を見るとガタイの良いクラスメートたちが視界に入る。
「あー……、アレはヤバいかも……」
何が? 彼らは何か悪い噂でもあるのかな?
そんな事を思ってると肩に重みを感じた。
「会計様、6人でもいいんじゃないですかぁ? 勝ち続けたら5人だと大変ですよー」
と、りょーと話し方が似てる人が提案する。
皆も彼の意見に頷いた。
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