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いや、もうホントに貧乏なんだよねコレが。
今も、暗くなってきたからと、母さんが電気の変わりのロウソクを探している。
「あら啓太、帰ってきてたの。ロウソク何処にやったか知らない?」
あ、コレ母さんね。
「知らないよ。俺、夕飯のヤツいってくる。」
「頼むわね。行ってらっしゃい。…それにしても何処かしら…」
母さんがまたダンボールの中をゴソゴソし始めた。
俺んちには棚とか家具なんて、買う金がない。
だから、だいたいのものは近くのスーパーからもらってきたダンボールにわけて収納されているのだ。
俺は玄関をでた。
すると、少し離れたところから、我が愛し(?)の弟の声が。
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