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~謎の漫才集団の登場と、全身黒の包帯男(黒の包帯なんてあるの?)~
結城 神楽は授業を受けていた。
3時間目の今は国語。
神楽は国語が嫌いだった。
あ~あ。早く次の時間になればいいのに……。
もちろん、表向きは勉強ができる優等生なので、
そんな顔はおくびにも出さない。
でも、本当は早く本が読みたくてたまらない。
あと12ページ。良いところなのに……。
「面倒臭ーい……」
思わず、声を出してしまう。
周りの席の子が、驚いた顔をして見てきた。
そんなに驚かなくてもいいじゃない。
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