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「これが悪魔に盗られたら、どうなるか…。当事者なら、分かるだろ?」
オリバーがいかにもこれは深刻だ、と伝えるかのように声を落とした、が。
「じゃあ、オリバー。任務終わったら、目玉焼きの食べ比べするからな」
「そうだ。まあ、絶対醤油が勝つけどな」
連がただ肯定の言葉だけを口にすればいいのに、余計なことを言った。
おかげで…。
「はあ?塩と胡椒だって言ってんだろ!!」
「いや、タルタルソースだ!!!」
「「タルタルソースは海老!!!」」
珍しいことに翔と連の声が重なる。
「おい、真似するなよ」
「そっちこそ」
何で……。
「何でそこで喧嘩が始まるの!?」
ガシャンッ!!パリンッ!!
数日後、病院から出てきたのは紛れもない、あの3人だった。
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