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草木は枯れ地は赤い。いつものように瘴気と血の匂いが漂う、薄暗い太陽が昇る魔界。魔族の楽園
そんな魔界を支配する我らが魔王様は今日も魔王城で
魔王
「…誰もい「魔王様?どちらに?」ギャー出たぁぁ!!」
仕事から逃げようとしてました
「なんですか人をオバケのように…失礼ですね」
魔王
「毎回気配消して接近されるこっちの身にもなれ!」
「毎回逃走を止める私の身にもなってください」
この一言で魔王様はいいかけた口を閉じて、こちらを恨めしそうに見ております
魔王
「今日はどうしても出なくてはならんのだ!側近!そこをどけ!」
側近
「今日も、でしょ?魔王様」
やっと出てきましたね、どうも魔王様の側近です。ちゃんとした名前はありますがいつも側近と呼ばれるのでこれでいいです
ジリジリと互いの動きを牽制し合う両者。何故か緊迫とした空気がはりつめてます。私達、昼間っからなにしてるんでしょう…
魔王
「ほお…貴様如きがこの魔王の邪魔をできると思うたか。面白い、やれるものならやってみるがいい!」
側近
「【ダークチェーン】」
ガチンッ
魔王
「おっふ」
…さて、執務室に運びますか
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