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ここは2階…執務室は4階でしたね
闇でできた鎖でグルグル巻きにされた魔王様を担いでいざ執務室へ
途中で使用人達と挨拶を交わしつつ向かいます。なにやら魔王様が顔を真っ赤にされてらっしゃいますが気にしないでおきましょう
そうしているうちに目的場所に着いたので、私は執務室に魔王様を投擲しました
魔王
「ぎゃふっ!?」
側近
「偉大なる魔王様がそんな安い悲鳴を上げないでください」
魔王
「貴様の、魔法が、締めつけているからだ!!解け!!」
流石魔王様、復活がおはようございます
私は床にころがる魔王様を見下ろしながら、本日分の書類を豪華なデスクに置いて執務室を出てから魔法を解除しました
勿論、鍵はばっちりと閉めました
腐っても魔王様ですから、戦闘になれば勝ち目がございません。私、無駄な怪我は負わない主義ですから
側近
「書類が片付けば出掛けるなりふざけるなり家出するなりしてもらっても構いませんから」
魔王
「まじで!?」
側近
「終われば、ですよ?」
ドア越し会話をしていますが、魔王様のハシャギ様が手に取るように分かります。ですがすぐにそれも絶望に変わるでしょう
魔王
「………側近よ、これ全部か?」
側近
「はい。一昨日から今日までの、期限が今日のものです」
この前は逃げられてしまいましたから、書類がいつもの3倍くらいになっております
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