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側近
「どれも重要な書類ばかりです。これ以上期限を延ばす訳にはいきません…どうか責務を果たしてください」
魔王
「むむ……やればよいのだろう、やれば！」
やる気になられましたね、魔王様。少ししてペンを走らせる音と魔王様の雄叫びを聞こえましたので、私は執務室を後にしました
これなら夕食までには終わるでしょう。サボり癖のある魔王様ですが能力が高いことにかわりありません。流石魔王様
…一時間程したら紅茶とケーキでもお持ちしましょうかね。確か料理長が新作のケーキができたと言っておりましたし。10分程休憩を
すれば集中力もあがるでしょうから
とにかくこの間に仕事を済ましてしまいましょう
まずは軍隊の抜き打ち訓練視察。次に魔王様への嘆願書の選別及び整理。それから使用人の会議。後は食材の発注と鍛錬場の修復ですね
魔族だからといってもやってることは人間と同じ。特にかわりません。まぁ魔族は皆さん大食いなので略奪しまくってはいますが
さて、行きますか…
側近
「…と、忘れてました」
お渡しした書類の中に、会議で必要な書類も入れたんでした。会議は後30分程で始まってしまいますから直接渡そうと思っていたのに…私としたことが
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