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まずは逃げ口を塞いでしまいましょう
私は即座に魔王様の目の前に移動し、とりあえず魔法陣を踏み壊しました。すごい音をたてて陣に亀裂がはいりましたからもう使えはしないでしょう。陣を壊してしまえば発動はできませんから
魔王様
「側近っ!?な、魔法陣がぁぁー!!」
側近
「魔王様、今すぐ署名していただきたい書類があるのですが」
魔王
「貴様っよくも魔法陣を壊したな!?どれだけの労力がかかったと思っておるんだ!!」
魔法陣の製作には大量の魔力と知識、集中力が必要ですからね。何故その労力を仕事に使おうと考えられなかったのでしょうか
側近
「お疲れ様です。で、今すぐ署名していただきたい書類があるのですが」
魔王
「雑!!」
側近
「どうでもいいですので」
魔王
「…我の側近なら敬わんか」
側近
「敬いますからさっさとしてください、時間がありません」
魔王
「敬う気0だろう貴様!」
側近
「いいからお書きください」
無表情ではありますが少し怒っているのですよ、魔王様
見つめるとそれに耐えかねたのか、魔王様は私をチラ見しながら静かに席にお戻りなられました。私は書類を探し出して魔王様の前に置いて、一歩下がって待機の姿勢をとりました
魔王
「…何々、し「早く署名してください」読ませろ!」
時間が惜しいのでさっさとしていただきたい
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