プロローグ

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ここはどこだろう? あたりは真っ白で何もない ーひっぐっ…ぐすっー 泣いている女の子? なぜこんな所に?迷子? 「ねぇ、なぜ泣いてるの?」 ーぐすっ、もう一人は嫌なの…ー 女の子は泣きながら私に言った 女の子を見ていると小さい頃を思い出す 思い出したくないのに今も目をつぶれば あの頃のことがよみがえる 「あなた名前は?」 ー名前?…名前は「パティ」だよー あぁ…これは夢でこの女の子は 小さい頃の私だ 「今は一人じゃないわ、私には今居場所がある」 ーその居場所は私のこと必要としてくれる?もう あんな目にあうのも一人になるのもやだ…ー 「そうね…私も嫌よ、でも今の居場所の仲間達は私 達をきっと受け入れてくれるはずよ」 ー本当?…でもまだ怖いー 「怖いけどゆっくり話していきましょう、きっと大 丈夫、だから見てて」 ー…わかった、信じるー 「ありがとう、小さい頃の私」 ーうん、じゃあまたね大人になった私ー
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