第1話

5/5
前へ
/5ページ
次へ
「はぁ~ぁ。どっかに女の子とか落ちてないかなぁ~……できれば巨乳の」 「…………」 「え?そこは無言なの?」 「あっ。そう言えば、期末考査終わったら転入生来るらしいぞ?」 なん……だとっ!? 「それって女の子!?」 ガタンッと椅子をならして立ち上がると、教室内の目が一斉に向けられた。 ってゆうか竜ちゃん、何でそうゆう大事なことを早く言ってくれないの!? 「俺が知るかよ。興味ない。女子が良いなら祈っとけば?」 何て冷たいんだ…… 仮にも幼なじみとは思えないよ。 でも、今はそれを気にしている暇は俺にはない。 「巨乳巨乳巨乳「うるさい」きょry……ゴメン」 思えば教室内の視線は俺に向けられたままだった。 ……引かれたかな? 「俺やらかした?」 クスクスと聞こえる女子の笑い声。 「さぁ」 まぁいーや。取り敢えず祈らないと。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加