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幼いころは好奇心を殺さなくていい。
見たいもの、知りたいものに、素直に感性を発揮する。
そのとき大人は、見せてもいいもの、知らせてもいいものを選別する。
情報の取捨選択は、大人によって行われる。
それが、幼いころは不満に感じるものだ。
けれども年を重ねるにつれて、世の中には知らないほうが幸せなこともあるのだと気付く。
理解するようになる。
自分で情報を選ぶようになるころには、こどもか大人かどちらの立場でいればいいのかわからなくなる。
もし、興味を持ったものが、知らないほうがいいものだったとして。
それでも好奇心を殺すことができず、その情報を求めるのなら、それは、大人の選択だろうか、それとも。
未熟ゆえの、過ちか。
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