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「よぉ、さっくんお帰り。イケメン保健医と存分にイチャイチャして来たか?後で教えてくれよ」
「ただいま、けいくん」
教室へ戻ると親友の1人である圭吾が出迎えてくれ、一緒に席へと戻る。
イチャイチャしていないがキスはした。と言おうと思ったが、話が長くなりそうなのでここはスルーする。
ちなみに圭吾と席は隣同士だ。
たまにあだ名で呼んでくるので、こっちもノリに乗ると喜ぶ。しっぽ振って可愛い奴め。
「サク、会いたかった」
後ろから体重をかけて抱き着いて来たのは、眠そうなぼんやりとした目をしている自分の子供みたいな一葉。重いので退いてほしい。
「池峰くん、咲夜が重そうだよ。お帰り咲夜」
苦笑いしながら一葉を退かせてくれる真紘。
さすが幼なじみで親友。あまり変わらない私の表情を見て汲み取ってくれるとは。お前はオアシスでありメシアだな。
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