極道な二人<蘭華Side>

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今日もいつも通り 学校に来て自分の椅子に座った。 するといきなり 「蘭華おはよー!ちょっと来て!!」 と、親友の姫園 凛 こと リンちゃんが 廊下でアタシの名前を呼んできた。 リンちゃんの近くを見ると、 顔を真っ赤にして少し俯いている男の子がいた。 リンちゃんの所に行くと、男の子が口を開いた。 「あ、あの…少し時間をくれませんか?話があります…ゴニョゴニョ」 「別にかまわないけど、ここでじゃだめかしら?」 男の子は少し困りぎみだったが、その時リンちゃんが 「蘭華!いいじゃん!少しって言ってるんだから屋上で話聞いてきたら?」 と言ってきた。 アタシはなんで屋上なのよ!と思ったが仕方なくそうすることにした。
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