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するとネカマちゃんは、風を引いたと言うのです。
しかしジュリエットは気づいていました。電話の向こうで複数人の笑い声がしているのを・・・
「・・・そこに誰かいるの?」
「誰もいねえよ!テレビだよ!!」
嘘をついたネカマちゃんに怒って、ジュリエットは乱暴に電話を切り、降りしきる雨の中を(いい天気だった筈だが・・・)がに股で走った。雨は、まるでジュリエットの心を映すかのように激しさを増し、その雨の重さでジュリエットのがに股は酷くなっていった。
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