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エリンさんと麻蛇

麻蛇「あらあら」

折角狩りを楽しもうと思いましたのに……
ﾓﾝｽﾀｰも悪魔にも遭遇しませんね…

麻蛇「この地区はハズレですわね……」

仕方ありませんわ
場所を変えて……

ドガァアアンッ!

麻蛇「おや、爆音ですの?」

この爆薬の匂いは……

麻蛇「……あら」

ｴﾘﾝさん「ケホッ…まさか壁まで壊れるとは、案外脆いわね、ここ……ん?」

麻蛇「ご機嫌麗しゅう、エリン」

ｴﾘﾝさん「麻蛇ちゃん!どうして此処に?」

麻蛇「理由は一つしか無いでしょう?ここのﾓﾝｽﾀｰを狩りに来たのですわ」

ｴﾘﾝさん「此処にいたドラブレーの群ならさっき私が倒したよ!」

麻蛇「あらあら、わたくしの出番は無くなりましたわね、居たのはドラブレーだけですか?」

ｴﾘﾝさん「うん」

ドラブレーだけで群を成すのは有り得ません…
何処かにドスドラックがいるはずですが…

その時

麻蛇「!!ｴﾘﾝ!後ろ!!」

ｴﾘﾝさん「!、よっとっ!」

暗闇からぬ、と姿を現したのはドラブレーたちを率いるドスドラックだった

エリンは軽やかな動きでドスドラックが振り回した尾を避ける

麻蛇「おやおや、そちらからのお出ましですわね」

ｴﾘﾝさん「んじゃ!狩りと行こう!」

かつる(確信)