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あたしは要点をかいつまんで優子ちゃんに説明した。
「―――…と、言うわけなのよ」
「ふむ、なるほど。お兄ちゃんから彼氏に昇格かー」
一区切りついたので、
お味噌汁を啜ってお弁当に手をつける。
「いやよかったよかった。 あたしがここに来てから先輩って全然男のニオイがなかったから心配してたんですよ」
「…それはどうも」
ニオイ…??
ま、いいや。
つっこまないでおこう。
「じゃ、次会った時くらいかな」
優子ちゃんは、
なぜだかにやにやとしまりのない顔をしている。
「何が?」
「初エッチ」
「…ぐっ」
口の中の物を噴出しそうになり慌てて左手で押しこんだ。
間一髪。
なんとか持ち応えるのに成功。
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