第2話

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中途半端ではなくここまでやっていると逆に気持ちいい。  拍手喝采&応援したくなるよ。 他の女子からの評価は微妙だけど、 あたしにとって彼女は憎めない存在だ。 自分にはない知識を彼女は持っているのから いろいろ勉強させてもらってる。 「ねぇ、まさかとは思うけど、そういう声の出し方とかも研究してるわけ?」 半分、冗談で言ったんだけど……。 プラスチック製の長角弁当箱の蓋に手をかけた優子ちゃんが、 にっこぉ、と微笑んだのを見て それを肯定と受け取った。 あたしは半開きになった口をがんばって動かす。 「…そ…うなんだ…」 どういうリアクションで受け止めるのが正解か、 誰か教えて欲しい。
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