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すごいね、とか
やっぱり、とか
実は自分も研究してる…とか?(これはないか…)
二つ年下だけど、
ある種の尊敬に値する人物だよ、この子は。
「それよか、何です? さっきのスタッカートの入った挨拶。 週末に何かいいことでもあったんですか?」
優子ちゃんの弁当の中身をちらっと見ると、
豚肉の生姜焼きだ。
「まぁ、ね」
同じA定食か、とぼんやり思いながら返事を返す。
「あっ、」
ぱっちり二重にアントワネット風のベル薔薇まつげが揺れて、
瞳の奥に光を宿したのが見えた。
「ふふ――、」
そして妖しい笑みをしている。
「な、何?」
わけもなくどもっちゃった。
優子ちゃんはたま~に核心をついたことを
突然言い出したりするから正直、怖い…。
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