第1話

3/60
前へ
/68ページ
次へ
「ふーん・・。初カノは、年上の彼女なんだ。」 「おう。今日から一緒にお昼、食べるから。」 「あぁ、そう。」 「なになに?寂しいわけ~?」 「寝言は寝て言って。」 つれねぇの~と、拗ねているこの男は私の幼馴染。 神崎 奏(かんざき かなで)。 容姿は一般的に見ても、格好よく背も高い。 高校デビューするんだと張り切って、クールな男を演じている所為で、中学よりは遥かにモテる。 同級生から先輩まで、それはもう幅広く。
/68ページ

最初のコメントを投稿しよう!

213人が本棚に入れています
本棚に追加