神聖祭2日目。

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今日は王が来ることもあって、昨日のラフな姿ではなく、ちゃんとしたスーツ。 髪型も、片方は耳に掛けて後ろは動きやすい様にくくっている。 いわゆる、ポニーテールってやつ。 何も無いとは思うんだが…万が一を考えて、嫌で嫌で仕方ないが妥協した。 見た目は本当に漫画に出てきそうな奴みたいになったが。 そして、昨日と同じ時刻に開催される神聖祭2日目。 今回は、仕方なく…依頼もあるし、嫌々だが、王宮へと王家を迎えに行った。 スーツの上から、全身が隠れる程のフード付きマントを被り…イケメン、猫女と共に王宮へ。 今回は確実に正体がバレるのを避ける為に、俺も今日はパーカーではなくマント。 髪もマントの中に入れ、顔も見えない様にフードを深く被っている。 「久しぶりだなぁ、王様と会うの」 まるで友達と会うかの様な雰囲気のイケメンは放置して、王宮内を歩く俺達。 案内してくれているのは、この世界へ来た時に出会った、王様の執事であるクラハ。 軽く脅した覚えしかない、記憶のかなり片隅にある奴。 「お待たせしました」 そして、大広間へと案内された俺達はそこで他の帝とも合流。 見回りの経路と、何か不測の事態が起きた時の対応を話し合う為の場として、ここで少し作戦を練る。 俺達が最後だったらしく、そこにはもう雷帝であるオカッパ、水帝、闇帝。そして花守が居た。 しかも…王国騎士団まで。 「お久しぶりです。俺は創帝、そして花守のシンと、タマです」 猫女の花守での名前はタマ。 お分かりの通り、俺が名付けた。タマなんてバカみたいな名前は、こいつによく似合う。 めちゃくちゃ嫌がっていたが、俺が無理やりギルドに登録しておいた。 いつもの仕返し。
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