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悪魔王ルシファー、そして地獄の王ルシファー。
それは現段階では何代目のルシファーなのか、我々には把握することは出来ない。
分かっているのは、勇者が2代目以降のルシファーを封印したのだということ。
神を裏切り、歯向かったルシファーは初代ルシファーなのではないか。
我々の中では、ミカエルによって地に落とされた時、1度死んだという仮定を作った。
地に落ちたルシファーは、最初の数年間は手を出さず…5年程は力を蓄える時間が必要だったと述べている。
力を失ったということは、死んだのではないか?そういう考えの元に作った仮定なので、真相は定かではない。
次に
『以前の魔王様より、力が強くなっている』
『魂は順調に定着したようだ』
勇者達人間と魔族による壮絶な戦いの最中
とある堕天使が言ったこの言葉からの推測でしかないが、肉体は死滅しないまま、魂だけが入れ替わっているのではないかと考えられる。
その魂は、魔法ではない…堕天使の使う能力によって入れられているらしい。
それを魔王復活の儀と呼ぶことにした。
人間には出来ない、元天使だからこそ出来る高度な技術なのだろう。
その魔王復活の儀は、いつ、どこで行われているのかはわからない。
どうするのかも不明。
他の堕天使も、そうやって魂だけを入れ替える事が出来るのかも不明である。
ルシファーだけなのかもしれないし、他の堕天使もそうなのかもしれない。
そこは分からない。
ルシファーが人間の前に現れる際…人間には悪逆非道な行いをしていたらしいが、同じ魔の血を受け継ぐ者には優しい一面を見せていたという。
その行いのおかげか、ルシファーによる魔族の統率力は素晴らしいものであり
かつての勇者を苦しめた1つの要因だったのかもしれない。
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