勇者御一行。

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_______________________ 悪魔王ルシファー、そして地獄の王ルシファー。 それは現段階では何代目のルシファーなのか、我々には把握することは出来ない。 分かっているのは、勇者が2代目以降のルシファーを封印したのだということ。 神を裏切り、歯向かったルシファーは初代ルシファーなのではないか。 我々の中では、ミカエルによって地に落とされた時、1度死んだという仮定を作った。 地に落ちたルシファーは、最初の数年間は手を出さず…5年程は力を蓄える時間が必要だったと述べている。 力を失ったということは、死んだのではないか?そういう考えの元に作った仮定なので、真相は定かではない。 次に 『以前の魔王様より、力が強くなっている』 『魂は順調に定着したようだ』 勇者達人間と魔族による壮絶な戦いの最中 とある堕天使が言ったこの言葉からの推測でしかないが、肉体は死滅しないまま、魂だけが入れ替わっているのではないかと考えられる。 その魂は、魔法ではない…堕天使の使う能力によって入れられているらしい。 それを魔王復活の儀と呼ぶことにした。 人間には出来ない、元天使だからこそ出来る高度な技術なのだろう。 その魔王復活の儀は、いつ、どこで行われているのかはわからない。 どうするのかも不明。 他の堕天使も、そうやって魂だけを入れ替える事が出来るのかも不明である。 ルシファーだけなのかもしれないし、他の堕天使もそうなのかもしれない。 そこは分からない。 ルシファーが人間の前に現れる際…人間には悪逆非道な行いをしていたらしいが、同じ魔の血を受け継ぐ者には優しい一面を見せていたという。 その行いのおかげか、ルシファーによる魔族の統率力は素晴らしいものであり かつての勇者を苦しめた1つの要因だったのかもしれない。
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