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それが判った瞬間、腰にゾクリとした鈍い快感が走って、我ながら真性だと思った。
諦めたようにもう一度目を閉じると、芽衣はそのまま俺の身体をぐいぐいと押してくる。
やがて、背中に壁の感触がして、彼女の胸が腹の上に押し付けられるのが判った。
……やわらけー。
「シロちゃん」
「はい」
「三竦みになって困ってる、って言ったよね?」
「はい」
「なんで、こんな格好してるの?」
芽衣の手が片方離れ、俺のバスローブの胸元を握ってきたのが判った。
うわ、女にこういう扱い、されたことない。
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