綿ウサギの気持ち

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唇を塞がられたままでは何も言えず、彼の胸板を叩いて抵抗したが、目の前の彼の首筋に流れる汗に思わずドキリとした いつもそうだ 彼の体に汗が流れているのを見ると、なぜか色っぽく見えてしまい、力が抜ける しかしそんなときめき時間は彼が俺の首筋をいきなり舐め初めて 「ひゃ!」 俺の情けない声によって破られた 「な、なにすんだよ!」 本当は首筋にまだ唇を当てている彼の顔を引き剥がしたかったが、 「静司ってやっぱり可愛い」 吐息が首筋にかかり、背筋が震えた すると、俺の視界がぐるりと回転した 仰向けの状態で倒れた俺の腹部に彼が跨がってきた
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