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「おきろあかとぉぉぉぉ!」
いま全力で起こされてるのは俺
高島 紅徒(たかしま あかと)
「おきてるよちさ! うるせぇ!」
「じゃあおきてよおにいちゃん!」
「こいつは千沙(ちさ)俺の妹だ」
「ぼけた?」
「まだ17だ! つかなんでさっき呼び捨てしやがった!」
「たまたま?」
「でてけ・・・・・・」
「ご飯で来てるからねぇ?いってきまーす」
ちさは部活やっているから俺よりも早く出る。
「ふぁ?・・・着替えるか」
身支度をすませ朝食をすませる
食後のお茶を飲みながら。
「よしさぼろう。」
「マスタアア! 学校に行ってください!」
「いやだよー・・・ネットしたい。」
「いやわかりますけども!」
「はいはい分かりましたよー」
「分かればいいです」
俺はAIのクラッドに追い出される形で家を出された。
バスに乗り込み仮想眼鏡をかけてネット世界にダイブする。
キュィィィィン
「ID アカト PW 6244」
認識しました
ようこそ バーチャル世界へ
「よぉアカト!」
「リアルネームはやめてくれ秋人(あきひと)」
「お前もじゃねえか・・・」
「悪かったよ、アッキー」
「ニックネェェム!」
「わりぃwwセカンスw」
「ったく・・・アート」
この世界は座標などすべてが計算されていてこれは実際に口に出してしゃべっている。
あるくと現実世界でもあるく。
簡単に言えば現実世界の上からネットの世界をかぶせている感じ。
アバターもかぶせているだけだから眼鏡を外せばその本人がみえるってわけだ。
これは第一段階でフルダイブをすると完全にネット世界だ
現実の自分はそのまま意識を失う
というよりネット世界に行く。
「フルダイブはしないのか?」
「ばかかセカンス・・・乗り過ごすだろ」
「ああたしかに」
たぶんこいつはばかだ
「ばかじゃねえ」
「なぜww」
「まぁいいぜフレンドテルにしよう」
「おう」
フレンドチャットとは意識だけで電話することだ
こうすることでしゃべらずに他の人に話を聞かれることもない
だからあれだ。
意識で会話するようにしないと眼鏡かけてない人からすると
なんだこいつは・・・ってなってしまうww
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