美沙

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~仲直り~ ガチャ ドアを開けると、雄一が美沙を抱き締めた。 「雄ちゃん……」 「美沙、俺じゃない。 信じてくれ」 雄一は玄関で美沙への想いを伝えた。 「美沙に会えない時間がすごく寂しかった…」 雄一の苦しげな表情に美沙は胸が痛くなった。 熱い口づけを受けながら美沙は、情熱的な雄一の行動に身をゆだねた (私も…… 私も雄ちゃんと一緒にいれなくて寂しかった……) 久しぶりの行為に二人はのめり込み、気がつけばベッドで寝ていた。 「ん……」 目が覚めた美沙が時計を見ると21時を過ぎていた。 横でスヤスヤと眠る雄一を起こさぬ様、ベッドから下りた美沙はリビングへ向かった。 (……お腹すいちゃったな)
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