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~覚悟~
「あれ?
美沙どうしたんだ?」
「なっ、なんでもないよ。
あっ、雄ちゃんも紅茶飲む?」
慌ててキッチンで用意をし始めた美沙の背後に、雄一は近づき、首筋にキスを落としていった。
「美沙……一緒にベッドに戻ろう」
「分かった……」
美沙は雄一に抱かれながら思った。
(彼が犯人でも良い…
こんなにも愛してくれる優しい人なんていない……
ストーカーじゃない
きっと私は試されているんだわ
そういう遊びなの……
ストーカーごっこよ )
美沙の心は、すっきりしていた。
雄一に抱かれながら、異常な愛情表現さえも愛しく感じ始めていた。
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