第二話 俺の日常

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さて食卓にはサラリーマンの親父が新聞を読み、モーニングコーヒーを嗜んでいる。母さんは流しで食事を作っているようだ。 『おはよう親父』 『ああ、おはよう公正。よく眠れたかな?』 『まあまあかな』 『ハハハハハ、またアキラがブラコンこじらせて暴走したかな?』 『……………』 親父はいい奴だが少しは兄を叱って欲しい。大企業で何かのプロジェクトの主任なのに家ではこの有様である。たしかロボットのプロジェクトだと聞いた。 『あらあらもう朝食出来たわよ』 母さんは主婦だ。なかなかの美人で若いときはモテモテだった。 しかし変なところが少しあり、言い寄った男はドン引きしたらしい。よく親父は母さんと結婚したものだ。 酔っ払うといつも昔は魔法少女として敵をちぎっては投げ、ちぎっては投げを繰り返したというのだ。正直俺も引く。親父や兄はまたかと信じていない。なんでだろう。 さて飯を食うか。 『ああ、いただきます』 『ハハハハハ、アキラがまだ起きて来ないから少し見てくるかな』 げっ!兄に刀は家族にも秘密だと言ってた。 『いや、親父。俺が見てくるから!』 俺は勢い良く立ち上がり兄を起こしに行った。
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