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素直に上に向いたら、すっごい優しい顔をした陽ちゃんがいて…
強引にじゃなくて、見つめ合ってからのキスで…
お互いが気持ちを言葉にしたからなのか、いつもよりも熱く感じて、崩れそうになる。
それを腕と足でがっちり支えてくれたまま続くキス。
ずっとこうしてたい。
そう思ったのに…
「そろそろ戻らねーと、2人待ってるんじゃね?」
「うん。そうだね」
珍しく陽ちゃんが止めた。
「行こう」
「うん」
「あーでもやっぱり…」
はい?
戻らないとって言ってたのに、またギュッてされて…
どうする気?って思った瞬間
耳元で
「愛してる」
おでこにキスまでくれちゃった。
どっどうしろっていうのよぉぉぉ。
嬉しすぎて、顔崩れたままになるじゃないかぁぁぁ。
「お前真っ赤。シャキッとしろシャキッと!ここ涼介の家だぞ」
ぬわぁぁ!
そうさせたの誰よ。
「もう。バカ」
精一杯の照れ隠しの言葉。
照れ隠しだってわかってくれてるから、陽ちゃんの顔までまた崩れる。
「行こう」
「うん」
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