いえのみ2

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素直に上に向いたら、すっごい優しい顔をした陽ちゃんがいて… 強引にじゃなくて、見つめ合ってからのキスで… お互いが気持ちを言葉にしたからなのか、いつもよりも熱く感じて、崩れそうになる。 それを腕と足でがっちり支えてくれたまま続くキス。 ずっとこうしてたい。 そう思ったのに… 「そろそろ戻らねーと、2人待ってるんじゃね?」 「うん。そうだね」 珍しく陽ちゃんが止めた。 「行こう」 「うん」 「あーでもやっぱり…」 はい? 戻らないとって言ってたのに、またギュッてされて… どうする気?って思った瞬間 耳元で 「愛してる」 おでこにキスまでくれちゃった。 どっどうしろっていうのよぉぉぉ。 嬉しすぎて、顔崩れたままになるじゃないかぁぁぁ。 「お前真っ赤。シャキッとしろシャキッと!ここ涼介の家だぞ」 ぬわぁぁ! そうさせたの誰よ。 「もう。バカ」 精一杯の照れ隠しの言葉。 照れ隠しだってわかってくれてるから、陽ちゃんの顔までまた崩れる。 「行こう」 「うん」
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