スキー馬鹿はやっぱりスキー馬鹿

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------------------------------ 車で行ったり バスツアーで行ったり とにかく毎年、冬はスキー三昧! バイトだってその為に頑張ってる感じ。 さとみ と滑ると、楽しくってしょうがない。 ガンガン滑れる。 今年ももう何回一緒にスキーしてるんだか・・・ 数えたりしないけど、かなりだと思う。 その年の3月 絶好調で滑っていた『さとみ』の目の前を横切ったスノーボーダーが止まった。 後ろから見ていてもかなり危険な横切りで、さとみは、バランスを崩して斜面を転がった。 板は両方外れて流されている。 転んださとみは動かない。 「さとみ!!!!」 そのボーダーは、まったく気にする様子もなく、友達としゃべっていた。 怒りがこみあげてきて・・・ ボーダーに文句言ってやる! と思って 「ちょっと!」 と言いかけたとき・・・ そのボーダーに近づく人が1人・・・ 「ずいぶん危ないことしてくれますね」 冷静な言葉でそう言っていた。。。 「は?」 なんだこいつ?って顔でその人を見ていたボーダーに・・・ 「あなたの危険行為がどれだけ迷惑をかけたかわかっていますか?あの子を危険にさらしたんですよ。我々としては見逃すわけにはいきませんね。」 ハッとして さとみ を見たら、 男の人に声をかけられていた 「さとみ!!」 滑り降りて さとみ に近づいた私に 「お友達? 大丈夫だよ。怪我はしてないから、ちょっとビックリしちゃったみたいだけど・・・」 そう言ってニコッと笑いかけてきた。 その人はサッと滑り降りて、バラバラに散乱してしまっていたさとみの板を拾って届けてくれた。 「すみません。ありがとうございます。 さとみ?大丈夫?」 「う・・・うん。ビックリした」 「よかった!しゃべれるね! あぁいう危ないこと平気でする奴いるから気をつけてね」 「あ、はい。ありがとうございました」 「いいえー。気にしないで! 雪山楽しんでね。 おーい!斉藤! 行くぞ-」 「あぁ」 そう言って2人は去って行った。 同じウェアを着た2人。
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