いつも見かける君

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宝石屋『カラット』の前でガラス越しに見つめる少女 今日も来ていた 真っ白な肌それに対し対照的な黒のワンピース そして幼げな顔に似合う長い黒髪 いつの間にか『カラット』の中から僕は彼女がここに来るたびに見とれていた 「おい、北河今日も彼女来てるのか?あんまり見とれてるんじゃないぞ」 後ろからふいに声がする 「上城さん別に見とれてませんよ!!」 「ふーん、北河はああいう子がタイプなのか~」 「違いますよ!!ロリコンじゃないです!!」 言った後に好意がある女の子のことをロリ呼ばわりしたことに後悔した
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