World

7/9
前へ
/12ページ
次へ
途中、信者の群れに遭遇するも俺は容赦なく倒していく。 不本意ではあったが……そうしなければ俺が殺されていた。 彼等は教祖を守る為なら如何なる事でも成し遂げる。 それが絶対的な存在の喜びへと繋がると信じたから そうする事で己も救われると信じたから 「その心意気には敬意を表するが……」 がむしゃらに突進して来た少女をかわす。 無駄と知りつつも威嚇用に手にしていた25口径で軽く後頭部を打ち付ける。 ばたりと崩れ、また次が来る。 モチベーションを保つのがキツい。 何の意義も見出だせない……! 「うっ!」 『設楽っ!』 四方から固められた隙に何処からか鋭利な物が肩をかすめる。 特注の防護服がボロボロになる位、俺は沢山の信者を倒していた。
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加