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~翌日~
朝、登校すると机の上に風呂敷が置いてあった。
弁当箱はキチッと洗ってあった。
もちろんこれを置いたのは松山さんだろう。
当の本人は教室が朝の賑わいを見せる中、ただ黙々と本を読んでいた。
秋彦も来てなかったので、暇つぶしがてら松山さんに近づき、話しかけてみた。
「おはよう、松山さん。弁当箱洗ってくれたんだね。わざわざ洗ってくれなくても…「おはようございます。神島くん昨日はありがとうございました」」
淡々と無機質に、まるで始めからプログラムされていた機械の様に言った。
いや、最近は機械の方が感情豊かだぞ…。
ほら、し、し…尻?とか言うやつ。字が違う?
そんなもん知らん!
俺はこれ以上会話は続かないと判断し、自分の席に戻った。
「あれれ~優姫。松山さんと何かあったと?惚れた?惚れたんか?それでアピールか?アピールかぁ…
うわぁ~引くわ~」
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