3人が本棚に入れています
本棚に追加
手を引いていた秋彦が止まり、目的地に到着したことを告げる。
音楽室の中ではせっせと人影が動いていた。
「遅れてごめんね、松山さん」
最初に入ったのは咲良。
「ごめんね~。優姫のトイレが長くて」
次が秋彦。
てか、なにデタラメ言ってんだ、こいつ。
そして、最後に俺。
「…………遅れてすみません」
いや、待って!そんな哀れみの眼でこっちを見ないでお二人さん。
ボキャ貧なのは謝るが、他になんと言えと?
最初のコメントを投稿しよう!