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「まあ、あと二年あるだろ?これから頑張ればいいさ」
「よし!今年中にハーレム王に俺はなるぅ!!!」
右手を高く上げ、雄叫びを上げる。
それをクラスメイトは可哀想なものを見る暖かい目で見ていた。
もう慣れたものだ。
もちろん、俺もだ。
いやだから、お前彼女いるだろ…。
「ハーレム作る前に勉強しろよな、城山」
いつの間にか教卓に立っていた担任の吉宗(よしむね)先生(愛称よっしー)が言った。
教室に笑い声が響き、秋彦は苦笑いしながら席に戻った。
そこからHRが始まり、退屈な授業が幕を開けた。
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