3人が本棚に入れています
本棚に追加
だが逆にそれが俺の興味を引き立てた。
難攻不落の城を見ると、撃ち落としてみたくなるのが男の性!!
入るな、と言われれば入りたくなるのが男の性!!
そうだろ?みんな!!!???
ぐぅ~~。
なんてそわそわしていると、誰かの腹が鳴った。
俺では無く…えっと、うん…秋彦でも無い。
ということは?
消去法的に音の鳴った方へと視線を向ける。
そこには、耳まで真っ赤にしながらそっぽを向いていた松山さんが居た。
「あの…松山さん?お腹減ったなら弁当食べれば?俺たちとかは気にしないでいいから…」
「………した」
「え?」
「お、お弁当忘れました」
恥ずかしそうに顔をそっぽ向ける。
普通の高校なら、購買や食堂があるかもしれないけど、我が公立高校は購買も食堂も無く、完全弁当制なのだ。
最初のコメントを投稿しよう!