第4話 守り人と創世神

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「んもー串間あぶないでしょ!相手は一般人なんだからー。めっだよめっ!!」 頬を膨らませ串間に大剣を返し岩田に振り返る。そしてじっと自分を見つめた後、片方の手をあげると大きな声であいさつをした 「俺、和田って言いまーす。初めましてー依頼ですかー?ご用件は何ですかー? というかこの音何? なんで串間に襲われてたの?」 「……いや、初めてじゃないだろ。俺だよ俺」 質問攻めにあいながら岩田は和田に自分の事を覚えていないのかという。だが彼は、どこかであったかと腕を組み考える始末。横から串間が自分が向こう側の住人であり、そして転校生だという事を教えると絶叫を上げた 「どうやって? なんでこっちの世界にこれたの!?」 「……腕輪拾ったらなんかこっちに来れた」 今迄の経緯を串間と和田に話すと、和田はなんとなく串間の殺気をだしていた理由が分かり、乾いた笑みを浮かべる。そして2人を通り過ぎ、小さな墓標の前に腰をおろし、腰につけていた瓢箪に入っていた水をかけた。 「成程ねーごめんね岩田。気づかなくってさ」 「普通気付くだろ。俺制服姿なんだし」 「そうだね。普通なら気づくんだけど…俺両目が見えなくってさぁ」 さらりと自分の両目が見えないことを自白した和田。生まれつきではなく、一年前のある日を境に目が見えなくなったという。水をすべて出し切った瓢箪のふたを閉め、咳払いをすると彼の横に透明な白い虎が現れた 「じゃあ仕切り直しだね。俺、和田!和田コウキ。白虎の守り人だよ!ほら、串間も自己紹介する!」 だが串間は自己紹介せず、そっぽを向いてしまう。和田が串間に注意するが彼は聞く耳持たない。 「いいよ、和田。串間も思うところあるんだろうし……というかお前らが守り人だったのか」 「そいうこと。それに切りかかった事も謝らないといけないのに」 ≪≪………ね、君。本当に天帝なんだよね?戦えるの?≫≫ 今迄黙っていた白虎が岩田に話しかける。だがまだ決めていないこと、そしてよくわからないことを告げると和田はうんうん、と首を縦に振る
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