第1話

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第1話

「えー従ってこの答えはー...本郷!!」 「え?えーっと...x=-3とか...?」 やっば。今何やってるんだよー 「今は、数学ではなく化学だ!!」 「っあ。すいませーん。」 あーいつの間に化学の授業になってるのさ。 私、寝過ぎだろ... 周りの友達はクスクス笑い、 「どんまい」っと励ましてくれた。 「でーわ、これで授業終わりだ。お疲れ。」 やっと終わった。 今日1日、自分お疲れ。 「あっちゃん、今日ほぼ1日中寝てたよね。起きてたのはお昼休みぐらい?」 「そんなことないよー。亜弥だって寝てたでしょ?」 亜弥は首を横に振り 「生物は起きてましたー。」 なんてどや顔で言ってきた。 亜弥は、中学1年生から現在高校3年生までずっと同じクラス。 腐れ縁?まぶだちって言うのかな? ずっと、生物担当の鈴木先生に一途。 なんてたって、私の学校女子校なので校内で恋愛するとしたら、先生しかいないんです。
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