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「おはよー」
私の名前は藍田 未来
「お前、今日もリボンつけてないのか?」
そしてこのいちいちうるさい男は上城 レン
私が密かに想いを寄せる相手。まだ誰にもいってないけど。
「別にいいじゃん。めんどくさいんだし。」
「はぁ。こっちこいよ。やってやるから。」
「わーい。」
言い忘れてたけど私たちは幼馴染みだからこれくらいのことは慣れている。だって小4まで一緒にお風呂入ってたんだからね。
「お前いっつも俺にやってもらうつもりでリボンつけてないんだろ?」
わー、ばれてたー。
「うん。」
「やっぱりな。まぁ、いいから机座れ。」
私はレンの机に座った。
「お前足閉じて座れよ。」
「タイツだから大丈夫。」
「そういう問題じゃなくてだな・・」
普通の女の子なら赤くなって足閉じるでしょ?私は普通じゃないからね。
「それより早くしてよ。」
「わかったよ。」
レンの手が私の首に触れるたびくすぐったくて死にそうになる。
「おま、震えてる。」
「くすぐ・・ったい・・ww」
「これだけで?新発見だな。お前は首が弱い。」
「うわ最悪。こいつ最低だわ。」
私がそう言うとレンは少し悲しそうにはにかんで私の頭をくしゃっとなでた。
忘れてた。レンは意外とガラスハートなんだ。ここはなでなですれば直るかな?
なでなで))
「お前これから人の頭なでるときは真顔やめろよ。かなり怖い。」
「じゃあニコニコなら違う男子の頭なでてもいいの?」
・・はっ(゜ロ゜;
私今なんて・・
「なんでもない!!」
私は机から飛び降りて教室を出た。
ドンッ
「ひゃあっ・・」
いててて・・
「あ、ごめんね、未来。大丈夫?」
「だ、大丈夫・・」
この心優しいふわふわ系の男の人は私の大親友の鏡 誠一。レンは幼馴染みで私の想い人、誠一は私の大親友。
なぜかレンは誠一のことを嫌っている。
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