第1話

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いやいや、なぜ? 体が拒否反応を起こさない。 ってことは・・・? わー、私って、最っ低だな。 「未来、可愛いね。」 「レン~・・助けてー・・・」 「おい誠一、未来に・・・よくも・・・」 「レン、顔が怖いよ。私は大丈夫だよ。だから・・そんなに怒らないでよ・・」 誠一君?なんでこんなことしたのかな? おかげで私は折角付き合えたレンとギクシャクしてしまうかもじゃないか。 「誠一、またね。」 「うん。またね。」 え、なに今の笑顔。私今真顔でまたねって言ったよね? よくそれに笑顔で返せるね。尊敬に値します。 「やーばーいー。」 「・・・・未来。」 「は、はいっ」 チュッ !!!! 「あいつにされたままじゃ嫌だから・・次はあいつの前で・・・・」 いやなんで? ガラガラ 教室のドアを開けるとクラス全員が私たちのところに駆け寄ってきた。 「未来っ」「未来ちゃんっ」「未来っ」 「ど、どうしたの・・・」 「あの女のこと、俺らで校長に抗議してきた。」 「ホント!?」 私はレンの方を見た。 あれ、なんで真顔?しかもこっち見てる。 見なかったことに・・ 「やっぱ未来ちゃんは笑顔が似合うな。この頭なでられてる時の未来ちゃんの顔はヤバいな。俺ら理性失いそう。」 今なにげにヤバいこと言ったよね。 横から凄まじい殺意を感じるわ。
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