第1話

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「こっちが龍で……こっちが薔薇ね」 「珍しい?」 「うん。初めて見た。擦っても取れないよね。ヤダ。本物?」 人差し指をワイパーのように左右に振る。 肌に描かれた龍と薔薇を同時にこする。 「そんなに珍しい?かなり遊んでいるように見えるけど」 「その言い方酷い。字だけのは見たことあるけど……こんな綺麗なタトゥーは初めて」 「そう?」 そう返事だけをして、一気にマミを突き上げた。
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