85人が本棚に入れています
本棚に追加
さて、問題は桂さんです。
この前も、私たちの留守を狙って、彼女を部屋に呼んでいました。
彼は、美しいものが大好きです。
そして、それを壊すことも。
彼女の美しさを、壊してみたい。
そう、望んでいるような気がします。
彼女にはもう少し、警戒心を持っていただきたいものです。
稔麿も、花街に行って鬱憤を晴らしている間に、彼女を晋作や九一に取られても知りませんよ。
ひねくれ者と、鈍感女の恋。
うまく、いくのですかね?
話は変わります。
先日、彼女が持っていた飾りと同じものを島原で見ました。
彼女と何か関係があるのかと思い、遊女に変装させて連れて行きました。
彼女の友人、だそうです。
だけど、嬉しそうな彼女と正反対な、友人の反応が気になります。
暗いまなざし。
・・・・・何も起きなければ良いのですが。
最初のコメントを投稿しよう!