晋作の挑戦

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濡れたように光る、さくらんぼのような口を吸い、その肌に触れたなら、あいつはどんないい声で鳴いてくれるんだろう? 想像してたら、我慢できなくなっちまった。 今日は確か稔麿が出かけているから、部屋にいるのはあいつ一人のはず。 きっと俺のことを待っている違いない。 ここで行かなきゃ男が廃る! さぁ、いざゆかん! 「にゃぁぁ!」 「うぎゃぁぁ!!!」 「誰?」 「鉄?今誰か来たの?」 「にゃぁ。」 「気のせいかしらね?おいで、鉄。一緒に寝よう。」 「・・・夜這いはさせん。」 敵は、稔麿だけではなかったらしい。 こうして今夜も、瑞希の貞操は守られた。
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