織田龍斗の場合~バレンタイン編~

3/8
前へ
/38ページ
次へ
オレも行くと言えば、あっさり行ってらっしゃいと言われる。 ーーちょっとは関心あっても良いじゃんか 内心で不満を言いながら、ちらりと兄ちゃを見ても涼しい顔。 はぁ、とため息を吐いて支度を始める。 行ってきますと言い外に出ていき、龍児と龍聖と共に街に出る。 どうやら二人も考えはオレと同じようだった。 三人で話し合い、チョコを作る部屋を用意して、そこでお互いに練習をする事になった。 材料を選びながら兄ちゃの喜ぶ顔が浮かび、思わず頬が緩む。 それは二人も同じで、三人の男がチョコを前にしてニヤついてしまうという異様な光景となってしまう。
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加