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「変わった着物ばかりですね……」
「そうだな……露出するものばかりだな」
二人とも感心している。
「京には何しに来ている?」
「…さあ?
気付いたらここに居たから、よくわからない」
「誘拐でもされてきたのか??
陰間にでもされるところだったのか?」
「行くところがないならここに置いてあげましょうよ♪
変な子過ぎて面白そうですし」
「てめえは何ができるんだ?」
「…裁縫?」
ミシンがあるといいんだけど、手縫いも得意だ!
「そりゃまた控えめな特技だな。他には?」
んー
演技?柔道?徒競走?
んーーー
「…かけっこ?とか、斬り合いの斬る手前まで?」
「何を言ってやがる??
総司。ちょっと手合わせしてやれ」
二人に連れられ道場にやって来た。
そこに居たのは斎藤様だ…!
思わず走り出して飛び付いた!
迷わず押し倒し、唇を奪った♪
俺の斎藤様!
愛しているッ!
「んッ…!……んん…ッ!」
逃れようともがき声をあげる斎藤様を押さえ付け、再度口付ける。
…と、土方に首根っこを捕まれて斎藤様から離される。
「餓鬼が何やってんだ。10年はえーよ!」
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