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「ひゃあ!?」
「…やっぱり熱い。」
三津池が急に俺のほっぺを手で挟んできて、俺は顔を上に向かせられた。
だから、俺は変な声を出してしまった。
「は!?え、ちょ、三津池何してんの!?」
「何って…確認?」
え?確認?
あ!熱いって言ってたから熱があるかの確認か。
「って!俺は熱もないし、具合も悪くないですから!」
だから、早く手を離してくれえぇっ!
「じゃあなんで顔が赤いの?」
手をほっぺに当てたまま俺の目をじっと見つめてくる。
「そ、それは…」
握手したことがなくて離すタイミングが分からなかったから、なんて言えないだろ!
どうしよう…なんて言おう。
すると、ちょうどよくチャイムが鳴り、教室に1人の男が入ってきた。
「ほら、全員席着けー。」
ナイス!ありがとう中年男!
「ほ、ほら、先生来たから離せ!」
「…本当に大丈夫なんだね?」
「大丈夫だから!」
「…わかった。」
はぁ、やっと離してくれた…。
あ、ちなみに、中年男というのはこの学校の先生だよ(^ω^)
教室を見渡してみると知らない人たちでいっぱいになっていた。
三津池のほうをみると周りの席は皆女子で、楽しそうに話していた。
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