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「あ、あの、そういう意味では無くてですね、その、あの…
お、俺はホモではありません!」
「…え?」
優男君の顔が間抜けな顔になる。
あ…、\(^o^)/オワタ
なぜ俺はこんなことになってしまったんだ…。
俺の国語力、恨んでやる…!!
うあああぁぁぁああ!!!
1人で頭を抱え込んでいた俺は、優男君の声で現実世界に戻される。
「あ、あの…君。」
俺は優男君の方を一瞥すると、視線を窓の外へと逸らし、色々な敗北感に浸りながら溜息を吐いた。
「ねぇ、ちょっと。」
優男君が頬杖をついている俺の肩を掴んで揺らす。
「…何ですか。」
俺は今にも泣きそうな顔で優男君に色々な敗北感から来る怒りをのせて睨みつける。
「そ、そんなに睨まないでよ。名前教えて欲しいなって思っただけなんだけど…?」
なんだ、名前か。
睨みつけちゃってごめんなさいっ?(/ω・\)チラッ
俺は睨みつけることをやめて、優男君に名乗った。
「田波朔葉(たなみさくは)です。」
「朔葉、か!珍しい名前だなぁ!」
いきなり呼び捨てですか?
いや、いいですよ。いいんですよ。
俺はそんなことでは怒らないからね。
「そうですか?別に普通だと思うけど…。あ、やさお…キミの名前は?」
「俺は三津池唯夜(みついけゆいや)。よろしくな!」
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